毎日のワンオペ育児、お疲れ様です。
家事に追われ、抱っこしながら料理、トイレすら自由に行けない毎日。
そんな中で、ふとテレビをつけて子どもが静かになってくれるだけでホッとする瞬間…ありますよね。
気づけば、1日中テレビをつけっぱなし。
「テレビやスマホに子守をさせてるみたい」「言葉が遅れたらどうしよう」
「私、ママ業サボってるのかな」
そんな罪悪感を抱えながら、でもテレビがないと回らない。
結論からいいます。大丈夫!
大事なのは、テレビやYouTubeとの付き合い方。
多くのママが同じように感じていると思います。実際、わたしもそうでした。
ただし、知っておいた方がいい“事実”があるのも確かです。
ママがごきげんで過ごすために、テレビやYouTubeとの付き合い方を一緒に考えていきましょう。
テレビは味方にもなる。孤独な育児の心の支え
また、食事の準備中、泣き止んで欲しいとき、どうしても家事に集中したいとき…
テレビに頼って、一瞬でも子どもが静かにしてくれると、本当に助かりますよね。
決して愛情不足ではありません。
他に支援してくれる人がいない状況で、テレビやスマホに頼らざるを得ないことはあります。
ワンオペ育児で一番つらいのは、「大人の声が聞こえない時間」。
誰とも会話せず、泣き声と家事だけに追われる毎日は、心がしぼんでいく。
そんなとき、テレビの音が“誰かの声”として、心を支えてくれることもあります。
テレビつけっぱなしのデメリットは?

罪悪感でビクビクする必要はないけれど、「影響がゼロではない」のも事実。
テレビを“背景としてつけっぱなし”にすることが子どもにどう影響するか、日本小児科学会などの研究結果からも明らかになっています。
上手に付き合っていくために、デメリットをしっかりと知っておきましょう。
1. 言語発達が遅れるリスク
日本小児科学会の調査では、親の関わりがなく長時間視聴している乳幼児には、「言語の発達の遅れ」や「社会性の発達の遅れ」が見られる傾向があると報告されています。 また、1日4時間以上テレビを見ていた家庭では、子どもの発語の遅れが顕著だったというデータもあります。
2. 発達全般への影響
千葉大学と国立成育医療研究センターの追跡研究では、1〜3歳児においてテレビやDVDの視聴時間が長いと、1年後の発達スコアが低下する傾向が「一貫して認められた」とのこと。 特に、1〜2歳ではコミュニケーション領域、2〜3歳では粗大運動・微細運動・社会性にまで影響が及ぶと示されています。
出典:国立成育医療センター「乳幼児期の子どものテレビ・DVDの視聴時間と発達の関連が明らかに~1歳の視聴時間も発達に影響する~」
3. 睡眠や体調への影響
生活リズムや就寝時間への悪影響、長時間座りっぱなしによる運動不足など、体への影響も指摘されています。(※1) 日本小児科医会の提言では、2歳以下の視聴はなるべく控え、視聴時間は「1日2時間まで」が目安とされています。(※2)
出典:※1旦直子(2013)メディアと子どもの発達、J-STAGE(2025年6月13日閲覧)
4. 親子の関係性・情緒面にも影響
テレビに頼りすぎると、親子での「対話」や「遊び」の時間が減ってしまう。 それが情緒の安定や言語習得、社会性の育成に影響することがあります。(※1) でも逆に、親が一緒に見て声かけをすることで、語彙力や社会性にポジティブな影響を及ぼすことも示されています。(※2)

必ずしも悪い面だけではないんですね。
要は、付き合い方が大事!
テレビと“いい関係”を築くには?


今日からできる!テレビ・スマホとうまく付き合うポイント
「テレビは悪!」と思わなくていいことがわかりました。 大事なのは、付き合い方です。
- 親が「見せてもいい」と思うものを選ぶ
→Eテレ、YouTube Kidsで「見てもいいどうが」のチャンネルを絞るなど - なるべく一緒に見て、会話のきっかけにする
→「わぁ!ゾウさんが水浴びしてる。気持ちよさそうだね〜」
「この子、困ってるけどどうすると思う?」
「さっきの歌、楽しかったね。どんな歌だったっけ?」
「さっき出てきた動物、一番好きなのはどれだった?」など - 食事中や寝る前はテレビを消して「オフタイム」を作る
→まずは朝食のときだけやめる、などスモールステップでOK! - 「30分だけ」と時間を決めるルール化もおすすめ
→タイマーを使って、「これが鳴ったらおしまい」
タイマーを使った我が家のルール
我が家の3歳息子も、Youtubeが大好きです。
朝起きて「おはよう」よりも前に、「動画みたい」という言葉が口から出てきたときは、さすがに青ざめました。
そこからルールを決めて、お互いに約束を守ることを意識しました。
- 見始めるときは、必ずタイマーで時間を決める。
- そのとき、10分にする?15分にする?と(親が許容できる時間内で)聞いて、自分で選択してもらう。
- さらに、自分でタイマーをセットしてもらう。
- 決めたら、延長はなし!その時間内に、親もやりたいことを必ず終わらせる!(子どもだけでなく、親も約束を守る)
自分で「決めて」、自分で「タイマーをセットする」ところがポイントです。
”主体的にルールを決めて、守る”という土俵に引き込むことができるからです。
タイマーは、視覚的にわかりやすく、シンプルなこちらの時っ感タイマー がオススメです!


まとめ:罪悪感を手放して、自分を褒めよう
テレビやスマホは、付き合い方が大事です。
テレビの長時間の視聴による悪影響があるのは確かですし、ルールを決めずに見せ続けるのは、親も「これでいいのかな」と不安になる原因の1つです。
- 教育的な番組、親が「見せてもいい」と思うものを選ぶ
- なるべく一緒に見て、会話のきっかけにする
- 食事中や寝る前はテレビを消して「オフタイム」を作る
- 「30分だけ」と時間を決めるルール化もおすすめ
私はルールを決めることで、テレビやスマホとのいい距離感の付き合い方が見えてきたと思っています。
(日々、付き合い方は模索中ですが…)
それでも罪悪感を覚えることもあります。
そんなときは、こう思うことにしています。



私(まつのみ)はシングルマザーの母に育てられて、テレビが常についてる家で育った!
でも、ちゃんと育ったし、今こうして元気に生きてる!!
まつのみ家はテレビがあったから母は息抜きができて、私も楽しめた。
それって「育児の一部」として、立派に機能してたのだと思います。
母はもともとテレビっ子で、今でも実家では毎日テレビがつけっぱなしです。笑
あなたが今、罪悪感を感じながらも必死に子どもと向き合ってるなら、それだけで十分立派です。



今日もごきげんに過ごしていきましょう♪
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